本日は息子の学校の体育大会、私が育ったころの中学校は1500人の生徒がいて体育祭の規模も大きく、組体操、騎馬戦や棒倒しもあり、それを観戦している親たちの応援にも熱が入り、活気に満ちていた。
しかし今の学校では、子どもの安全を第一に考えてのことなのだろう、徒競走とリレー、よさこいソーラン、学年によって全体競技として1年生が台風の目、2年生が綱引き、3年生が縄跳び、と、そのうちに徒競走やリレーも転んだら怪我をするから駄目だ、1位とか2位とかそんな順位を決めるのもよろしくないということになるのかもしれない。
そんな環境で育てられた子供たちが、やがて社会に出ていったとき、いきなりヨーイドンで格差の激しい社会に対応していける子たちがどのくらいいるのだろうか、親は子どもの人生の最後まで見届けてあげることはできない。
騎馬戦や棒倒しは、痛みが伴い苦しいし辛い、恐怖心も出てくる、それらを乗り越えることが出来なければ勝者にはなれない。実社会もそれと同じことが待っている。しかも、長い人生には間断なく襲ってくる。